子どもにもいろんな性格がいます。
なかには、手のかからない子もおり、親にとって『なんて子育てがラクなんだろう』と思うかもしれません。
確かに、手のかからない子は親にとって有り難い存在です。
『自分の子どもはできる子』なんて思っている方もいるのではないでしょうか?
でも実際は、手のかからない子どもほど注意が必要だと言われています。
感情を心の殻に閉じ込めている
急に手がかからなくなるのも気をつけなければいけません。
要するに、『何をしても怒られてしまうから、何もしないでおこう、そうすれば何もいわれなくなる』となるからです。
子どもは賢い生き物ですから、親が思っている以上に理解をしています。
また、こういった子どもは、トラブルを避け良い子でいようとするあまり、ストレスを抱え込むことになります。
愛情不足を感じトラブルにも
もちろん、怒られないように大人しくなるだけが手がかからない子どもではありません。
放置されるということは、親の愛情を受ける機会が少なくなってしまうということ。
そうすると、当然子どもは手がかからなくなりますが、その反面愛情不足を感じ、もっと構ってほしくて自らトラブルを起こすようになります。
手のかからない子どもは、何かの反動で反抗し、聞き分けの悪い子どもに育ってしまう恐れがあります。
幼児教育をする上で、勉強ばかりさせている家庭は注意が必要です。
『自分の子どもは何でもできる』と放置するのではなく、何かするたびにひとつひとつ褒めて愛情を注いであげるようにしましょう。
たくさんの愛情を与えて幼児教育に役立たせよう
幼児教育では、勉強や毎日の習慣だけでなく、『両親の愛情』も大きく関係しています。
特に幼児期は愛情をたくさん注いであげなければいけない時期。
この時期に両親が不仲でケンカが多いと、愛情に飢えた子どもに育ってしまいます。
幼児教育の面でも悪影響になりますから、しっかり教育させたいという方は、まず愛情をたっぷり注いであげましょう。
愛情と甘やかしの境界線
とはいえ、ただ愛情を与えれば良いというわけではありません。
甘やかしは教育には良くありません。
ポイントは、『甘えさせてあげる』ことです。
子どもが泣けば抱っこをしてあげましょう。
頑張ったときはたくさん褒めてあげましょう。
すると、素直な子どもはどんどん成長していきます。
小さいながらもやる気が出ますから、もっと褒めてほしくて勉強を頑張ります。
自信や勇気も自然と湧いてきますから、幼児教育を考えている方は、まず自分たちがどれだけ子どもに愛情を注いでいるかしっかり考えましょう。
ただし、怒ることも大切ですから、間違ったことや悪さをしたときはしっかり叱りましょう。
愛情だからと、何をしても叱らないのは先にも述べた『甘やかし』になります。
甘えさせてあげるところと叱るときはきちんと叱る、このバランスを取ることも、幼児教育には欠かせないのです。
こういった幼児教育を進めていると、子どもはどんどん成長していきます。
つい、『愛情』を『甘え』と勘違いし、厳しくするほどしっかり成長すると思われがちですが、むしろその逆だということを知りましょう。
実際に、両親からたっぷりの愛情を受けて育った子どもは、のびのび成長していきます。