幼児教育は難しいもので、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまい、勉強嫌いな子どもになってしまうケースは少なくありません。
また、親のエゴで習い事をさせ、失敗してしまった方もいると思います。
親が一生懸命頑張っても、子どもが受け入れられなければ幼児教育は失敗になります。
では、どうすれば子どもが楽しくいろんなことを学んでくれるのでしょうか?
それにはあるポイントがあったのです。
それは、『嬉しい』と『悲しい』です。
すぐに止めるべき2つの言葉
一体どういったときに使うのかというと、親は子どもがきちんとできないとき、『しなさい』と怒りますよね。
もしくは、悪いことをすると『してはいけません』と怒ります。
一見すると普通の教育のように思われがちですが、実はこの2つの言葉が幼児教育に悪い影響を与えているといわれています。
頻繁にこれらの言葉を子どもにいっているのであれば、すぐにやめなければいけません。
というのも、この言葉をいわれ続けた子どもは、『何かをやると怒られてしまう』と認識してしまいます。
そうすると、チャレンジ精神が失われ、自ら進んで何かをやろうとしなくなってしまいます。
やってみたいとい好奇心とは裏腹に、やると怒られてしまうという恐怖が交互し、何をやるにも躊躇するようになります。
これでは、せっかくの子どもの成長を妨げてしまいます。
なぜ『嬉しい』と『悲しい』が重要なのか
そこで、『嬉しい』『悲しい』という言葉です。
言ったことを守らないのであれば『お手伝いしてくれると嬉しいな』『約束を守ってくれないのは悲しいな』といってみましょう。
子どもは、親に喜んでもらいたくて、悲しい顔を見せたくなくていうことを聞くようになります。
単純な言葉ですが、この2つの言葉のほうが幼児教育には役立ちます。
子どもが楽しむことが重要
幼児教育を頑張っていても、子どもが嫌がってしまっては意味がありません。
幼児教育のポイントは、『子どもが楽しむ』ことです。
嫌がってしまうと、そのまま学ぶことを拒むようになってしまう可能性がありますから、『勉強嫌いにならないようにする』ことも、幼児教育をする上で大切なポイントです。
勉強が大好きな子どもは少ないですが、極端に拒否する場合は、原因はもしかしたら過去の幼児教育にあるのかもしれません。
達成できたらしっかり褒める
勉強嫌いにならないためには、まずやる気を引き出す脳のメカニズムを知りましょう。
できなかったことができるようになると、人間はドーパミンが脳から分泌されます。
このとき、人は快感を覚えるため、さらなる高みを目指そうとします。
要するに、やる気は快感を実感できてはじめて起こります。
勉強嫌いにならないためには、『一生懸命考えて問題が解けた』『難問を理解できた』という気持ちを作ることです。
子どもの頃に、『分かった』『できた』という快感を体験できると、大きくなっても学ぶことに対してあまり抵抗しないようになります。
そのためには、幼児期に自由に行動させること。
『これはやってはダメ』ではなく、どんどんやらせていきましょう。
そして、子どもが興味を持ったことにはどんどん話しかけ、達成できたらしっかり褒めてあげましょう。
これだけで、自然と勉強に対しての嫌悪感が軽減するといわれています。
幼児期はいろんなことを学ぼうとしますから、せっかくのこの時期を無駄にしないようにしましょう。
また、親が子どもが望んでいるものを見極めることも大切です。
コミュニケーションを取りながら、子どもがいろんなことを学ぶと同時に、親も一緒に子どものことを学ぶように心がけてみてくださいね。